2005,6年頃、東京渋谷のテレビでも良く登場するお店のバイヤーの方からお話しを聞きました。
「ここへ来られるお客様は大半賃貸物件にお住まいだからウッドブラインドを気に入っても木ネジで穴が開くのは困る、と言って諦めちゃう方が多いんです」
「穴を開けずに取り付けできるウッドブラインド作ってもらえませんか」
というご要望でした。 しかしそう簡単ではありません。
例えば浴室用のブラインドはツッパリ棒の方法で木ネジなしで設置出来るものがあります。 またアルミ製のブラインドであれば既設のカーテンレールに固定する金具も販売されています。でもウッドブラインドはサイズによって7~8kgにもなるのでツッパリ棒方式では安全に設置することは出来ません。 カーテンレールでは重さに耐えることが出来ずカーテンレール自体が破損する恐れがあります。
既存の方法ではない新しい方法を見つける必要がありました。 そう考えながらしばらく経ったある時「窓枠に穴が開けられないのなら、窓枠+ブラインドでセット商品にすればいいんじゃないか?」 と思いました。
そこからいろんなアイデアを試した結果、ウッドブラインドの左右に設置用の窓枠(フレーム)をくっつけてこのフレームをマジックテープで窓枠に固定する、という方式に辿りついたのです。
こうして商品化したフレームタイプのウッドブラインドは2007年のグッドデザインしずおか選定商品に選ばれ、またユニバーサルデザインに配慮した商品であるとの評価も頂いています。
フレームタイプの詳細は以下を参照下さい。
https://www.kazematsuri.com/support/frame/